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株式会社 仙醸

住所:長野県伊那市高遠町上山田2432
TEL:0265-94-2250
URL:https://www.senjyo.co.jp/

会社の製品や特徴と得意とする技術

当社の酒造りは、お米を削る「精米」からすべてを自社で行います。最高で精米歩合35%まで削れる高性能な精米機を用い、その年のお米の出来や状態に合わせて回転数を微調整するなど、お米の持ち味を活かしきる精米にこだわっています。

使用する酒米は、すべて長野県産、多くが地元上伊那産です。中でも、「ひとごこち」「山恵錦」「美山錦」の栽培は地元農家に委託し、毎年品質の向上に努めています。また仕込み水には、自社敷地内で地下60mから汲み上げた、南アルプスの伏流水を使用しています。

創業155年を迎えた当社は、江戸末期からの伝統を継承しつつも、常に新しいことへの挑戦と、探求を続けてきました。多様化するお客様のニーズに応えるため、様々な個性の日本酒はもちろん、梅酒・どぶろく・焼酎のほか、甘酒や、食品添加物アルコール等も商品化し、新しい販路を広げています。

展望、目指していること

当社の経営理念は「米発酵文化を未来へ」です。弥生時代以前から日本人は米を主食としてきました。また食べるだけでなく、麹菌の力で酒や酢をつくり、そこに大豆を加えて、豆腐や、味噌、醤油を作ってきました。微生物の力で米や大豆を「発酵」させ、食文化を豊かにしてきたのです。稲作と米づくりは日本文化の源流にあるのです。

酵素の力や麹を使った伝統的発酵食品の価値は今後見直されてしかるべきですが、そのためには現代人の味覚やライフスタイルに合わせていく必要があると考えます。当社は、日本酒、甘酒、米麹、焼酎、酒粕など、米発酵食品を広く取り扱っています。こうした商品を、発酵食品に縁の薄い若い世代にも普及させていくことで、麹文化、米発酵文化を伝えていきたいと考えています。2016年に創業150周年を迎えましたが、今後もそれに驕ることなく、時代とお客様のニーズに合わせて絶えず自己変革していく姿勢を持ち続けたいと思います。

会社の特徴

幕末の慶応2年創業以来、150年以上に渡り信州高遠の地でお酒を造り、米と麹に向き合ってきました。「米発酵文化を未来へ」を経営理念に掲げ、米発酵食品を広く取り扱っています。日本酒、甘酒、米麹、焼酎、酒粕などの伝統的発酵食品はもとより、現代人に合わせた新しい商品をつくり、米発酵文化を次世代に伝えることを目指しています。

重労働の多い酒造りのなかで、製麹やもろみの管理などを機械化し、安定した品質管理と商品供給が可能です。一方で、麹室を新設し、蔵人の感性が生きる酒造りにも力を入れています。また、高遠の桜まつり、灯籠まつり、紅葉まつりなどでは築100年を超える本社蔵を地域に開放しています。廃藩置県で高遠城跡に植えられた桜と共に150年の歳月を歩んできた酒蔵として、これからの150年も地域のために貢献できる会社であり続けたいと願っております。

求めている人材

当社では働く上での指針として「今あるものを生かし切る」という言葉を大切にしています。「今あるもの」とは、酒造りに適した自然環境や、清澄な水、良質な酒米、製造設備などが挙げられます。また創業以来積み上げてきた地域社会やお客様からの信用、酒造りを通じて磨かれた技術や知恵、スタッフ同士のチームワークなども貴重な財産です。さらに個人にとっては、これまでの人生経験や人脈、自らの才能の他、与えられた機会や時間などが「今あるもの」です。

私たちは、こうした有形無形の資産を「生かして」日々仕事をしています。しかし、それらを生かし「切る」ためには、絶えず追求し続ける姿勢が求められます。「今あるものを最大限、生かし切れているか」自らに問いかけることは、自分を磨き、先人たちに感謝し、ご縁を大切にすることにつながります。当社では自然の恵みである米、麹菌や酵母菌など微生物のもつ特性、スタッフ一人一人の個性と強みを最大限引き出すことで、社会に貢献し、米発酵文化を高めていきたいと考えています。

上記は、当社のHPにも記載している行動指針です。この指針に賛同していただける方を求めます。

蔵元夫妻

会社概要

住所:長野県伊那市高遠町上山田2432
TEL:0265-94-2250 FAX:0265-94-2025
URL: https://www.senjyo.co.jp/
代表取締役社長:黒河内 貴
創業年:1866年9月
従業員数:20名
業種:酒類の製造、販売