配信日時:2022年7月15日(金)18:00〜
「産業と暮らしを語る 金曜井戸端会議」は、長野県の製造業を牽引する伊那谷人の経営者をゲストスピーカーに、これからの伊那谷産業経済の行く末や在り方について語り合うトークイベントです。
日々の生活の中でさまざまな立場・年齢・職業の人々が意見を交わし、一緒に考える機会はなかなか見つけにくいもの。「金曜井戸端会議」は、世代や立場、職業の違いといった枠を超え、さまざまな人々が伊那谷のこれからについて話し合う場を設けようと「産業と若者が息づく拠点施設allla」で始まった「土曜はallla」の第2ステージです。ゲストスピーカーからの話題提供をきっかけに、参加者それぞれの観点で語り合います。
中学生・高校生の学びの場としても最適。伊那谷の経営者の視点を間近に聴ける貴重な機会ですので、ぜひ親子でご視聴ください。
第3回目は、信州・伊那の地で食品包装用フィルムパッケージの企画・製造・販売を手掛ける、三洋グラビア株式会社の社長、原敬明さんをお招きし、「SDGsと食品パッケージ」をテーマにお話いただきました。
SDGsと食品パッケージ
ゲストスピーカー:三洋グラビア株式会社 社長 原敬明さん
1957年創業。信州・伊那の地で食品包装用フィルムパッケージの企画・製造・販売を手掛ける同社は、創業以来60年以上にわたり売上額や社員数が連続的に増えた安定成長を実現しています。省資源とリサイクル、バイオマス樹脂の有効活用に革新的な食品パッケージ技術の普遍化を通じ、全国の顧客ユーザーから支持を集めています。
「金曜井戸端会議」では、同社の安定成長を支える経営戦略から株配当の仕組み、少子高齢化に伴う人材不足にどう向き合っているのかまで、企業が永く存続していく上で重要視していることを実例を交えて話してくれた原さん。参加者からは、「県内外から広く人材を確保することで、マーケティングにも自ずと跳ね返ってくるのではないか」など、活発な意見交換が行われました。プラスチックごみの回収率向上を目指し、食品パッケージに印刷したQRコードから今いる地域のプラごみの廃棄方法情報にアクセスできるサービスの展開や、障害の有無に関わらず開閉しやすいパッケージを開発するなど、SDGs(持続可能な開発目標)にも繋がる事業に積極的に取り組む同社。これらのアイデアが生まれた企業風土や背景についても語って頂きました。